日本屈指のクラブでサッカーを志す。若くして引退し、単身イングランドに渡り、英国立大学を卒業。スペイン等、欧州各地でスポーツジャーナリスト、サッカーコーチ、スポーツコンサルタント、リサーチャーとしてキャリアを積む。渡英以来ラグビーもプレーし、フットボールを比較研究。クリエーティヴ系業界にも通じ、社会の発展に寄与する数々のプロジェクトを手掛ける。

「コンニチワ、オゲンキデスカ?」誰だろう、このおじいちゃん、ドイツ人なのに日本語が話せる。これがデットマール・クラマーさんの最初の印象だった。昔、ドイツで長期合宿を行って、1日2回の練習と現地の強豪クラブと連戦を行っていた。試合会場に到着し、ロッカールームに行くと、選手よりも先に会場入りしたクラマーさんが佇んでいた。満面の笑顔で声が弾む。まるで、自分の孫に話しかけているようである。試合前のミーティングが始まっているのに、まだロッカールーム内に座っていた。ただのおじいちゃんでないことは、そこで察しがついた。こちらはもちろん初対面で、恥ずかしながらクラマーさんのことを存じ上げていなかった。若かったこともあり自分が生まれる前の日本サッカーの快挙の立役者だと知らなかったことをお許し願いたい。コーチが二言三言「クラマーさんは日本語が話せるんだ。」紹介はそれだけだった。それから年月が流れ、サッカー報道に携わるようになると、ことあるごとにクラマーさんが日本のメディアに登場するのを目にした。なんだ、あの時のおじいちゃんは、日本サッカーの父だったのか。初対面の私たちのことを我が子の様に思って、試合に駆けつけてくれたんだ。対戦したドイツのチームもクラマーさんにゆかりがあったのに、こちらのベンチに座ってくれた。調べれば調べるほど、「なんでこんなすごい人がサッカー暗黒時代の日本に来てくれたのか」と感謝の思いがわき出てくる。初対面の若者を心底から愛することが出来る、それが紳士で哲学者のデットマール・クラマーさんなのだ。今後の人生、クラマーさんの遺志を継ぎ真摯に生き、サッカー界の発展に少しでも貢献できるよう邁進していきたい。開催中のラグビーW杯で日本代表ヘッドコーチとして南アフリカに歴史的大金星を挙げたエディー・ジョーンズ氏とクラマーさんは似たところがある。お会いして感じることは、偉大なのに謙虚で人を引き付ける魅力があるのが共通点だ。日本ラグビー界快挙の2日前、2015年9月17日、90歳、バイエルン州で永眠。クラマーさんとお会いしたのも、バイエルンだった。

日本サッカーの父 であるクラマー氏 死去する
https://www.youtube.com/watch?v=xXXMcsrH99c

デットマール・クラマー 「日本サッカーの父」■1968メキシコ五輪銅メダル
https://www.youtube.com/watch?v=TflHe0rfWVs

 
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 「またドログバが活躍しましたねー」というと、メディア関係者の人が電話の向こうで「え、ドログモ?」と返した。はっと頭の中に漢字が浮かんだ。「泥蜘蛛」。なんだその土の中に生息してそうなクモの名前は。ネットで検索したけど、それらしいものは何もヒットしなかった。ディディエ・ドログバとはコートジボワール代表の大型FW。フランスで育ってプロになり、あの名将モウリーニョ監督に引き抜かれて、チェルシーで世界的なスーパースターにまで上り詰めました。中国に移籍してもう一線を退いたかと思ったらまた欧州に戻ってくる不死身な感じがやっぱり「泥ぐも」っぽい。ちなみに、南アで当時日本代表DF闘莉王と激突し腕を骨折したがそのままW杯に出場してしまった。ブラジルW杯で日本と対戦したので観た人も多いと思いますが、その試合もドログバの途中出場で、完全にコートジボワール代表に流れを持って行かれた感があります。オーラが違います。母国の内戦に心を痛めテレビの生中継でメッセージを送ると即座に収束したというから、やっぱりアフリカでのサッカー選手の社会的影響力は測り知れません。

 

コートジボワールの内戦をやめるようを呼びかけるメッセージ

#Football&Peace - DROGBA STOPS CIVIL WAR - International Football Fan Day

https://www.youtube.com/watch?v=gDlxtPnHWl0

 

ハイライト映像

Didier Drogba - Chelsea Legend

https://www.youtube.com/watch?v=hDD2j4iLGrY

 

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 毎朝バルセロナ市内で、日本代表のユニフォームを着てジョギングしている人がいる。風貌は明らかに日本人ではないが、どういうつもりで毎日洗濯してまで愛用するのか。まさか2枚持っているわけではあるまい。電車待ちをしている時に、プラットフォームに、これも現地の人と思しき男性が、サンフレッチェ広島のユニフォームを着ていた。東京でも見たことないですが、まさかスペインで?これはかなり面食らった。観光の記念に買ったんだろうか。ワールドカップで優勝する国のサッカー熱というのは半端じゃない。東の端っこにある国のサッカーチームでこんな風なので、FCバルセロナのユニフォームを着ている人はかなり多い。街に1日居たら、バルセロナのユニフォームを着ている人に遭わないのはほぼ不可能。サッカーシャツは、スポーツをするために設計されているので、余計なおせっかいと言われるだろうが、普段着には綿素材の方がいいんじゃないかと思うが。なぜそこまでして着たがるのか。これが愛着というものなんだろうか。

 

 

 

バルセロナの優勝パレード:みんな仕事もしないで、こんなとこに集まってた! 

FC Barcelona - Victory parade in 2 minutes

https://www.youtube.com/watch?v=JgQNLcoYKqY

 

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